「オートクチュール」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。ファッションが好きな方の中には、オートクチュールに憧れを持っている方もいるかもしれません。今回は、オートクチュールや、オートクチュールを作るオートクチュールデザイナーについて解説していきます。
オートクチュールとは?
オートクチュールとは、高級なオーダーメイド服を指す言葉です。大量生産されることがないため、世界でたった一つの、自分だけの服になります。購入する人の多くが、世界中の王族やセレブたちです。
オートクチュールは、高いと数千万円という高額になる場合が多く、気軽に手が出せない特別なものという印象が強いでしょう。高額な衣服であるにも関わらず、一定の需要があり、オートクチュールは衰えることなく、現在まで続いています。
オートクチュールは、ゴージャスなドレスや、ウェディングドレスなど、ゴージャスで特別な時に着る服の印象が強い方も多いと思います。しかし、現在では、普段使いできるアイテムをオートクチュールで依頼し、着ている方もいます。
顧客から依頼を受けて、オーダーメイド服のデザインを行うのが、オートクチュールデザイナーになります。オートクチュールデザイナーは、ファッションデザイナーの一種です。オートクチュールデザイナーと対になる存在が、企業内デザイナーです。オートクチュールデザイナーは、自分のブランドを持っていることが多いですが、企業内デザイナーはアパレルブランドに就職し、大量生産する服のデザインを行います。
また、高級服の中には「プレタポルテ」という服がありますが、これは高級服の中でも、大量生産される服を指した言葉です。
オートクチュールデザイナーになるには
オートクチュールデザイナーは、依頼された顧客の要望に沿った服を制作する必要があります。それだけでなく、ファッションショーに出展させる衣服の作成も行います。
そのため、服を制作する技術はもちろんのこと、高い想像力や独創性を求められます。そういったオートクチュールをデザインするために必要な知識をつけるためには、ファッションの専門学校に行くことをオススメします。
ファッションの専門学校では、大学教育にはない、実践的で職業に直結するような勉強をすることができます。大学は専門分野に加えて一般教養などの勉強をする必要があるため、学びたい分野のみを勉強をするのは難しいです。専門学校なら、学びたい分野に集中して勉強ができるため短い期間で力が身につき、社会に出てからより早く活躍できるのです。
例えば、こちらのファッションについて学べる専門学校は、学生のうちから専門学校と企業やクリエイターとコラボし、商品化まで携われる「産学直結ケーススタディ」という授業が行われます。学内には、実際に企業と同じ環境や設備が完備されており、それらを使いながら技術と知識を磨くことができます。専門学校で学んだ知識を元に、オートクチュールデザイナーを目指すことも可能です。
オートクチュールデザイナーは、お客様一人ひとりと向き合うことができる、とても素晴らしい職業です。専門学校でファッションについて学び、ぜひ世界で1点物の素晴らしい作品を生み出してください。