男性に比べるとかっちりしたスーツを着る機会の少ない女性。だからこそ、いざというときに困ってしまいがちです。既製品だと選択肢が少なく、気に入ったスーツがあっても「腕が長い」「肩幅がぴっちりしている」「ヒップに合わせてスカートを選んだらスカートがぶかぶか」としっくりこずに悩んでしまった、なんて話もよく耳にします。
そういったときにおすすめなのが、自分に合ったサイズでつくるオーダースーツです。身体に合ったジャケットやボトムスなら着心地がよく、長時間着ていてもスーツ特有の疲れをあまり感じません。また、レディーススーツはバストからウエストにかけての曲線が命。そういった点からいうと、細かい補正ができるオーダースーツは理にかなっているのです。メンズに比べると選べる項目が少ないというイメージがあるかもしれませんが、最近はそうでもありません。生地選びから各パーツの形、オプションの組み合わせなどバリエーション豊富なお店をチョイスしましょう。スマートかつスタイリッシュなオーダースーツを作ることができます。
オーダースーツづくりにおいて女性が気をつけるべきなのが下着。実際のオーダースーツが出来上がるまでに何回かお店に足を運ぶことになりますが、そのときは同じ下着をつけていきましょう。このときはデザインのかわいさではなく、バストまわりからウエストにかけてのラインをすっきり見せられる自分に合ったものを選ぶのが大事です。こうすることで、スーツを着たときのラインがよりキレイになります。
また、着回しの幅を広げるならスカートとパンツを両方作ったり、違うシルエットのボトムを共布で追加オーダーしたりするのもいいでしょう。秋冬用のスーツとして着るなら、ベストつきの3ピースを作ると他とは違う個性が出るはずです。制服のように見えるのが嫌なら、ジャケットとベストの生地の素材を変えるオッドベストスタイルに挑戦するのもいいかもしれません。
デザイン性とフィット感、世界に1着しかないという希少性はオーダースーツならでは。仕事のモチベーションアップのためにも、オーダースーツを取り入れてみてください。